アルミサッシが「塗れない」と言われる主な理由は、塗料が素材に密着しにくいというアルミの特性にあります。
「絶対に塗れない」わけではありません。ただ、一般的な塗装と比べて格段に難易度が高いのが事実です。これは、アルミが持つ性質によるものになります。
アルミサッシはなぜ塗れないの?
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アルミサッシ塗装の2大難関とは?
アルミサッシの塗装を難しくしている主な原因は、アルミという素材が持つ独特の性質にあります。
- 1.表面に自然とできる「酸化皮膜」によるもの
- アルミは非常に酸化しやすい金属です。空気に触れるだけで、瞬時に表面に薄い「酸化皮膜(さんかひまく)」というバリアを作ってしまいます。この皮膜はアルミ自体をサビや腐食から守ってくれるのですが、ツルツルとして塗料を強力に弾いてしまう性質があるんです。
- 例えるなら、ガラスに水をかけるようなもの。下処理なしで塗料を塗っても、すぐに剥がれてしまう原因になります。
- 2.塗料がくっつきにくい「非鉄金属」であるため
- 鉄や木材の場合、塗料が素材に食い込んだり、サビ止めで定着したりと、比較的密着しやすい性質があります。しかし、アルミは鉄ではない「非鉄金属(ひてつきんぞく)」に分類され、表面が非常に滑らかで非多孔性(穴が少なくツルツル)です。
- そのため、特殊な下地処理(足付けや専用プライマー)なしでは、塗料がしっかりと密着してくれないのです。
さらに耐久性が求められる「サッシの宿命」
密着性の問題に加え、アルミサッシはその「使われ方」も塗装の難しさに関わってきます。
- 開閉による摩耗
- 窓やドアのサッシは、毎日何度も開け閉めされます。この時のレールとの摩擦が、せっかく塗った塗膜を少しずつ削り取ってしまいます。
- 熱による伸縮
- アルミは熱膨張率が大きく、外気温の変化で大きく伸び縮みします。塗料とアルミの伸縮率が異なると、温度差で塗膜にヒビが入ったり、剥がれたりする原因になるんです。
現在では塗装も可能に
昔は「アルミサッシは塗装できない」というのが常識でしたが、今は塗料や下地処理の技術が進化しています。
アルミサッシ塗装に必要な対策
- 表面の汚れや酸化皮膜を丁寧に除去し、サンドペーパーなどで研磨して塗料の密着性を高めます。
- 塗料とアルミを強力に結合させるための、アルミ専用のプライマー(密着剤)を必ず使用します。
- 耐候性や密着性に優れた2液型のウレタン塗料やエポキシ塗料などが推奨されます。
これらの専門的な処理が必要なこと、そして開閉部の耐久性の問題から、DIYでは難易度が高く、すぐに剥がれてしまうリスクが高いためおすすめできません。また、業者に依頼する際も専門的な知識と技術が求められます。
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