Q

屋根カバー工法とは何ですか?

A
既存の屋根を撤去せずに、その上から新しい防水シート(ルーフィング)と屋根材を「かぶせて」しまう工事のことです。

別名で「重ね葺き」や「カバールーフ工法」とも呼ばれています。文字通り、古い屋根を新しい屋根で「カバー」して二重にするイメージになります。


屋根全体としての耐久性が大幅に向上し、塗装より長持ち(最大30年)。次の大規模メンテナンスまでの期間を大幅に延ばすことができます。

カバー工法が選ばれる理由

従来の「葺き替え(ふきかえ)」工事にはない、たくさんのメリットがあります。

  • 費用を抑えられる
  • 古い屋根を剥がして処分する手間と費用がほとんどかかりません。
    特に、2004年以前のスレート屋根などに含まれる可能性がある「アスベスト(石綿)」の処分費用が高額になりがちなケースでも、撤去しないカバー工法はコストを大きく削減できます。
  • 工期が短い
  • 解体作業がない分、工事にかかる期間が短くて済みます。
    一般的には5日程度で完了することが多く、近隣への配慮や生活への影響を最小限に抑えられます。
  • 断熱性・遮音性がアップ
  • 屋根が二重構造になることで、間に空気の層ができ、断熱性や防音性が向上する効果も期待できます。
    夏の暑さや雨音が気になる方には嬉しいポイントです。
  • 廃材が少ない
  • 解体作業が最小限なので、廃材がほとんど出ません。環境にも優しいリフォーム方法と言えます。

ただし、注意点もあります

良いことずくめのように見えるカバー工法ですが、万能ではありません。

  • 屋根の重さが増す
  • 屋根が二重になるため、建物全体の重さが増します。
    耐震性を考慮し、新しくかぶせる屋根材は軽量なガルバリウム鋼板などの金属屋根材が使われます。
  • 下地の状態次第
  • 既存の屋根材や下地(野地板など)が腐食してボロボロになっている場合は、カバー工法ではなく、すべてを剥がして修繕する「葺き替え」が必要になります。
  • 将来の撤去費用
  • 今回カバー工法でアスベスト含有の屋根材をそのまま残しても、将来的にその屋根を撤去する際には、アスベスト対応の処分費用がかかることになります。

どんな屋根におすすめ?

  • 既存の屋根材がスレート(コロニアル・カラーベスト)や軽量金属屋根である事
  • カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根全体の重量が増加します。このため、既存の屋根材が軽量であることが非常に重要です。
  • 「塗装だけでは解決できない問題がある」なおかつ「下地の腐食などが進んでいない」時
  • 下地材がひどく腐食していて、カバー工事に耐えられる強度ではないと判断した場合は、葺き替え工事が必要となります。
  • 初期のアスベスト規制移行期(ノンアスベスト)の屋根
  • 1996年頃から2008年頃に製造された、初期のノンアスベストスレート屋根(パミール、コロニアルNEOなど)は、経年により脆くなり、塗装によるメンテナンスが困難なものが多く存在します。

弊社では、お客様に安心してメンテナンスをご検討いただくために、まずは詳細な屋根点検を無料で実施しております。

一級塗装技能士の確かな知識と、最新のドローンによる精密な空撮診断を組み合わせて、お客様の屋根を徹底的に点検いたします。

その正確なデータをもとに、今必要なメンテナンス方法(塗装、カバー工法、葺き替えなど)をご提案させていただきます。

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