TOPへ戻る

屋根塗装の費用はどう決まる?相場や工程ごとの単価情報

  • 投稿日:

  • カテゴリー:


屋根塗装をしようと思うと、やはりまずは金額が気になります。

屋根塗装の単価、費用相場は屋根材や塗料、施工する屋根の面積や勾配によって異なります。

一般的な戸建てで瓦屋根の場合は、約1,500円から2,500円/㎡スレート屋根の場合の単価は約2,000円から3,000円㎡金属屋根の場合は約2,500円から4,000円㎡が相場とされています。

こちらのページでは、広く使われている屋根材と塗料の特徴や単価情報、屋根塗装中に行う各工程の役割や費用情報をご紹介します。

ご自宅の屋根材がどれに当てはまるか、ご希望の塗料はどれかなど見ていただき、屋根塗装の参考にしていただければ幸いです。


屋根塗装の単価や費用が変わるポイント

屋根塗装の単価は、屋根材の種類や使用する塗料・屋根の面積や勾配に応じて異なります。



使われている屋根材で費用が変わる

スレート屋根

スレート屋根材は、粘板岩などの天然石を使った屋根材です。耐久性が高く、色褪せにくい特徴を持ちます。

工事費用・メンテナンス費用の安さ、高い普及率からくる対応業者の多さで、昨今では主流の屋根材となっています。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンのめっき(膜)を施した薄い鉄板で、錆に強い屋根材です

重さは瓦の20分の1、スレートの5分の1と非常に軽く、耐震性が高いのも特長的です。

ガルバリウム鋼板は定期的に水を掛けるメンテナンスが有効です。

そもそも屋根材自体に汚れが付きにくく塗料の付着性も低いので、経年劣化への対応は、葺き替えやカバー工法といった屋根リフォームが最適なケースもあります

セメント瓦

セメント瓦とは、セメントに川砂を混ぜて作られた屋根材のことです。

1970年代から1980年代にかけて、住宅不足が顕著だった高度経済成長期に広く普及しました。

価格が安く製造しやすいため、陶器瓦よりも多く生産されました。

トタン屋根

トタン屋根は、軽量で建物への負担が少なく、耐震性に優れています。

また、低価格で施工がしやすく、一昔前は住宅の屋根材として多く取り入れられていました

ただし、トタン屋根は金属製のため錆びやすく、塗装が剥がれやすいというデメリットもあります。

塗料の種類で費用が変わる



シリコン塗料

シリコン樹脂を主成分とした塗料で、耐久性が高く汚れにくいため、屋根塗装や外壁塗装で人気の塗料です。

耐水性・耐紫外線性にも優れており、色褪せしにくい特長もあります。

費用相場は2,000円〜3,000円/㎡程度です。

ウレタン塗料

ウレタン樹脂を主成分とした塗料で、耐久性が高く強度があります。

また、耐候性・耐薬品性に優れており、色褪せしにくいのも特長的です。

費用相場は2,500円〜3,500円/㎡程度です。

フッ素系塗料

フッ素樹脂を主成分とした塗料で、シリコンよりも結合力が強く、太陽光や紫外線に強いとされています。

そのため耐久性・耐候性が高く、フッ素系塗料を使った屋根は雨染みがつきにくいとされています。

費用相場は3,000円〜4,000円/㎡程度です。

無機塗料

無機塗料はセラミックやケイ素といった無機物を配合した塗料です。

紫外線による劣化が起こりにくく、埃や汚れを寄せ付けない防汚性に優れているので、長期的に屋根の外観を美しく保護してくれます。

また、燃えにくい特長があるため、安全性が高いとされています。

無機塗料の費用相場は4,500~5,500円/㎡ほどで、外壁や屋根塗装に多く使用されるシリコン塗料と比べると、およそ2倍の価格になります。

ただし、耐用年数が20年~25年と圧倒的に長く、塗り替えの回数は少なく済むので、長期的にコストパフォーマンスが良い塗料でもあります。


屋根の面積・勾配で費用が変わる

屋根塗装の費用は、屋根の形や勾配(傾き)によって変わることがあります。

屋根の面積によって必要な塗料の量や廃材の処分費、人件費が変動することが理由です。

屋根の勾配が31度以上ある場合は急勾配という扱いになり、足場代が割増しになることもあります。




屋根塗装の費用相場は、上記の要素・条件が価格に大きく影響を与えるため、一概に単価を決めることができません。

見積もりを取る際は、ご自宅の広さや使用している屋根材、今回希望している塗料・過去屋根塗装をされたことがある場合は当時使用した塗料情報などを、業者に伝えるようにしましょう


屋根塗装で行う作業工程、費用・単価情報

屋根塗装工事は足場設置、高圧洗浄、ケレン、屋根塗装、付帯部塗装、縁切り(タスペーサー)、廃材処分などの工程に分けることができます。

メインである屋根の塗装以外は、どのような役割がある工程なのでしょうか。それぞれの作業の目的や必要性、費用や単価の情報をお伝えします。

足場設置の費用相場

屋根塗装は安全性と作業効率の向上のために足場を組みます。足場を組むことで、高所での作業が安全に行えるようになります。

作業効率が向上し工期が短縮されるため、費用の削減にもつながります

足場代金は屋根の面積や高さ、足場の種類などによって異なりますが、一般的には、1㎡あたり1,000円程度が相場とされています。



高圧洗浄

高圧洗浄は屋根に付着した藻や苔などの汚れ、古い塗膜やチョーキングなどを落とす工程です。

塗膜や汚れ等を薄くそぎ取ると、塗料が屋根材に密着しやすくなり、塗料本来の性能を発揮しやすくなります

高圧洗浄作業の費用相場は、水による高圧洗浄で約100〜200円/㎡バイオ高圧洗浄で約200〜300円/㎡となります。



バイオ洗浄とは

バイオ高圧洗浄とは、外壁や屋根の汚れを落とすために開発された専用の洗剤で行う高圧洗浄です。

通常の高圧洗浄では落としきれない0.001mmにも満たないピンホールに潜んでいるカビやコケ、藻など壁面の汚れを徹底的に洗い流します。

通常の高圧洗浄は、水だけを使用して強い水圧によって汚れを落としていくのですが、バイオ洗浄の場合は、薬品を使用してコケ・カビ・藻などの細菌や植物などを根から除去していきます。

ケレン

屋根塗装におけるケレンは、塗装前に汚れや錆を落として下地を整える処理のことです。

塗料と下地を密着させるために異物を取り除いたり、表面を清掃、場合によってはあえて表面を荒らして塗料がのり易く処理します。

ケレンの費用相場は約200円~2,000円/㎡です。



付帯部塗装

屋根塗装をする際は、雨樋や破風などの付帯部も塗装するケースがあります。

これは屋根と付帯部の色合わせや、付帯部の劣化を防ぐためです。

付帯部の塗装費用は約13万円/㎡が相場で、屋根塗装と同時に行うことで割引されることも多くあります。



縁切り・タスペーサー

スレート屋根を塗装する際に、塗料で屋根材の重ね目が塗料で埋まってしまわないよう、塗膜を切り離す「縁切り」という作業を行います。

あまり認知されていない作業工程ですが、縁切りをしないと雨水が下に流れず屋根の中に溜まってしまい、雨漏りの原因となってしまいます。

この縁切りで使用するタスペーサーは、1個あたり10円~50円で購入することができ、30坪の総2階建て住宅の場合は約1000個の使用が目安であり、費用は約30,000円が相場です。



廃材処分

屋根塗装後は余った塗料や塗料缶、養生にしようしたテープやビニールなどの廃材が発生します。

この廃材の処理費用は、一式全て含めて4万円程度が一般的です。



このような工程を含んだ屋根塗装の全体の単価は、1㎡あたり約5,000円〜と考えられています。

30坪程度のお住まいであれば約50万円以上となりますが、ご依頼いただく業者、お住まいの状況やご希望の塗料・施工方法によって数十万円以上変わってきます。

お得に屋根塗装をされたい場合は、外壁塗装と同時に行うのもおすすめです。

足場代や諸経費が割引になるケースが多いので、屋根塗装をご相談される際は外壁の状況も点検いただくと良いでしょう。




功栄では、安心と信頼を第一にお客様に納得いただける高品質な屋根塗装を心がけております。

こちらからはこれまで手がけた外壁・屋根塗装を色別などにまとめておりますので、ご興味を持っていただけましたらこちらから施工事例もご覧くださいませ。

また「リフォームの価格の相場がわからない」「費用感を知ってから相談したい」…そんなお声を多数いただき、価格が明確でわかりやすい価格表をご用意いたしました。

気になる箇所を改善して住み心地の良い住まいへ。より快適な暮らしをご提供いたしますので、こちらから価格メニュー表もご覧くださいませ。


 

横浜市で安心と信頼の
外壁塗装をするなら
功栄にお任せ!