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外壁に起こる劣化症状『凍害』とは?

外壁に起こる凍害見出し画像
北海道や東北などの寒冷地はもちろん、寒い季節は全国で起こりうる危険性のある、外壁の『凍害』。
凍害を放置しておくと、建物の構造自体に影響を与えるため大変危険です。
そこで今回は、凍害のメカニズムとその対処法についてご紹介したいと思います。

 外壁の凍害とは?

凍害被害外壁画像
「凍害」とは、主に寒冷地や寒い季節においてコンクリート内部の水分が凍結することで生じる悪影響のことをいいます。

外壁は定期的にメンテナンスを行わないと、経年劣化によって外壁表面の塗膜効果が失われます。外壁表面の防水の役割を果たしている塗膜の効果がなくなると、内部に水が浸透します。

サイディング内部に染み込んだ水分が冬季に凍って体積が増えると、サイディングの塗膜が膨らんだり、ひび割れや剥がれの症状が起き始めます。
凍害が起こるメカニズム画像
その後、日中の暖かい時に溶けてまた水に戻り、夜にまた凍る・・というサイクルを繰り返し、サイディング材が劣化してボロボロになり、建築材の腐食や欠損の発生につながるのです。

凍害が発生しやすい箇所はコンクリートや窯業系サイディングなどの外壁表面の他に、建物の角や屋根(瓦、スレート、漆喰)、アルミサッシまわり、サイディングボードの目地周辺、浴室・台所・洗面所などの水回りが良く知られています。

 凍害を発生させない為の対策

外壁に生じる凍害の発生原因は主に塗膜の経年劣化です。塗膜が劣化して塗料の防水機能が失われることによって凍害が発生します。

したがって、塗膜の防水機能が失われる前に外壁の塗り替えを行うことが最も有効な対策といえます。

凍害を防ぐためにも、業者などの専門家に定期的な点検とメンテナンスをしてもらいましょう。
外壁に窯業系サイディングを使用している場合は、新築から約7~8年以降、10年を目途に点検やメンテナンスを行う事をおすすめします。

 凍害が発生した場合の補修方法

凍害が発生して外壁に損傷が見られる場合には、損傷の程度によって補修方法が変わります。

外壁が窯業系サイディングの場合には、傷んだサイディングボードを取り外して内部に損傷がないかどうかを確認します。
損傷がなければ一部分新しいものへ張り替えすることも可能ですが、損傷が見られる場合には損傷部分の修繕工事を必ず行っておくことが大切です。

小さなひび割れや剥がれなどは凍害の初期に発生するものなので、小さいうちにパテなどで補修し、外壁全体を塗り替えるのがおすすめです。


いずれにしても凍害が発生している場合、あくまでも応急処置として考えておくことが大切です。
サイディング材の耐用年数も考慮の上、将来的に根本の原因を取り除く、張り替え工事を行う事も視野に入れておきましょう。

外壁の凍害に関するご相談は専門業者へ
凍害は寒冷地で発生することが多い症状ですが、それ以外の地域であっても発生することがあります。
凍害による被害を避けるためには、定期的な点検とこまめな修繕が不可欠になります。

外壁の塗り直しは見た目をきれいに整えるだけではなく、屋内への水の侵入を防ぎ、安全に暮らすために重要なメンテナンスです。

塗膜の劣化は凍害の一番の原因になるため、セルフチェックで気になる症状がある場合は、お気軽に功栄までご相談ください。


 

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