TOPへ戻る

外壁塗装におけるピンホールとは??

ピンホール外壁画像
 外壁塗装が完了してしばらく時間が経ってから、もしご自宅の外壁にたくさんの気泡が発生してしまっていたらきっと驚かれることでしょう。

外壁塗装におけるピンホールとは、施工不良の一種で、塗装面に小さな穴が空くことを言います。施工後しばらく時間が経ったときに、外壁表面の塗膜に発生します。

外壁塗装の「ピンホール」とは?

外壁ピンホール
ピンホールとは、針で穴を開けたような非常に小さな穴のことで、塗装してから1週間~10日ほどで生じる傾向にあります。
細かくて深い穴が開くためブツブツしたものに見え、見栄えを気にしてしまう方も多いでしょう。
ピンホールは、外壁全体に1個や2個程度の数であれば、そのままにしておいても特に問題はありません。
しかし、外壁全体や狭い範囲にいくつも見られた場合は施工不良の可能性があり、対策が必要です。

ピンホール」のできる原因は?

・下地処理が不十分
まず、下地調整が不十分であった可能性が考えられます。

外壁塗装に置ける下地調整とは、塗装工程に入る前に外壁表面をきれいにすることを指します。たとえば、高圧洗浄で汚れを落としたり、サビを落としたりするほか、クラック補修などが行われます。

塗装表面に汚れやサビ、ひび割れが残ったまま塗装すると、塗料が密着せず適切な塗膜が形成されないうえに、ピンホールが発生する原因にもなります。
・塗装時の気温や天候が塗装に適していなかった
ピンホールは、外気温が5度以下、また湿度が85%以上の日に塗装を行うと発生してしまう可能性が高いと言われています。
理由は、塗料の硬化が遅くなり、表面と内側が乾燥するスピードが異なってしまうからです。
気温が低すぎるのも適切ではありませんが、逆に気温が高すぎる時期も乾燥時間にムラができ、ピンホールが発生しやすくなってしまいます。
・塗料の乾燥が不十分
外壁塗装の塗装工程は、下塗り、上塗り1回目、上塗り2回目といったように、合計3回の重ね塗りを行います。

塗料を重ね塗りするときは、先に塗った塗料を十分に乾燥させることがポイントです。仮に塗料が十分に乾燥していないまま重ね塗りを行うと、内側の塗料に含まれている水分が乾燥する際、外側の塗膜に穴を開けてしまい、ピンホールが発生する原因となります。
・塗膜が厚い
外壁塗装の塗料は、塗装面積に対してどのくらいの塗料を塗布するべきかが決められています。塗料をたくさん塗ると、丈夫な塗膜が形成されるというイメージがあるかもしれませんが、規定塗布量よりも多いとピンホールの発生原因になります。

また、規定塗布量よりも少なすぎる場合も、施工不良になってピンホールの発生につながります。
・塗料の希釈量が間違えている
塗料は基本的に水やシンナー等を用いて希釈して(薄める事)使用します。そして塗料ごとにそれぞれ決められた希釈率があり、その希釈率が相違している場合にはピンホールの発生原因となります。
塗料の希釈率は決められていますが、その日の気温や湿度によって微調整を必要とするものでもあり、職人さんの技術力が問われるところでもあります。

塗料が薄すぎる場合には密着しにくくなり空気を含みやすくなってしまいますし、塗料が濃い場合には粘度がありすぎる状態になり塗膜が必要以上に厚くなってしまいます。
・塗料に適した道具を使っていない
塗装する際には、ローラー・刷毛・スプレーガンなどの道具を使って行います。
ローラーや刷毛などは手作業で行う工法となりますが、スプレーガン工法の場合は圧力調整や容器の汚れなど、使い方が適切でないとピンホールができやすくなります。

塗料によって適切な道具は異なるため、正しい塗装方法を熟知している業者に依頼する必要があります。
・塗料の中に不純物が混入してしまった
塗装するときに、外壁や屋根材などの塗装面に水分や油、ゴミなどが付着していると、塗料にも不純物が混入して密着が悪くなり、ピンホールの原因になってしまいます。

ピンホールを見つけたら?

外壁塗装後にピンホールが発生しているのを発見した場合には保証内容を確認して塗装業者に連絡しましょう。ピンホールは深さによってその危険度が違いますので、下地まで貫通してしまっている場合には早急な手直しが必要です。DIYで行おうとはせず、塗装業者に連絡してプロの手で手直ししてもらう事をおすすめいたします。

ピンホールの原因は様々ですが、ほとんどの場合施工業者が正しく塗装できていなかったことによる施工不良です。
ピンホールは外壁塗装後1週間~10日ほどで発生します。
早い段階で気付けば、保証期間内で補修してもらえる可能性が高いので、早急に施工業者に相談するようにしましょう。


 

横浜市で安心と信頼の
外壁塗装をするなら
功栄にお任せ!